中川家のネタはどっちが作っている?日本一の兄弟お笑いコンビ

中川家のネタはどっちが作っている?日本一の兄弟お笑いコンビ

中川家のネタはどっちが作っているのでしょう。類まれな人間観察力から作られる中川家ならではのオリジナルネタは、中川家兄弟の育った環境や両親にも影響されて培われました。

小柄で可愛らしく大人しい印象の兄の剛。兄よりも大柄で、しっかり者でリーダーシップを発揮するタイプの弟の礼二。見た目も性格も全く違ったタイプの兄弟漫才師「中川家」について紐解いてみましょう。


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漫才師中川家の誕生

父が務める会社からなんば花月の優待チケットをもらい、小学2年生の礼二は父と初めて漫才を見に行きました。漫才を見るよりも、電車に乗れることの方がうれしかったのです。

その後、兄の剛も一緒に行くようになりました。次第に面白さにはまっていき、最前列で漫才に夢中になる子供に。子供の頃は太平サブロー・シローがお気に入りでした。

暫く二人はサラリーマンとして働いていました。兄の剛が芸人になりたいと相方を探しますが、友人に全て断られ、弟の名前を書いて吉本興業の養成所NSCに入学願書を勝手に出してしまいます。

礼二は優秀な営業マンとして活躍していましたが、お笑いが好きなこともあり兄の強引な誘いで芸人の道に進むことになりました。

1992年4月にNSC大阪校の11期生となり、兄弟コンビが誕生。兄21歳、弟20歳の時でした。最初は「中川兄弟」というコンビ名でしたが、吉本の3年先輩に「千原兄弟」がいることからコンビ名を「中川家」に変更しました。

 

中川家 剛:中川剛(つよし)、1970年12月4日生まれの49歳(B型)。

中川家 礼二:中川礼二(れいじ)、1972年1月19日生まれの48歳(A型)。

 

吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=22

NSCから実力を発揮し注目の存在

中川家はNSCに通っている時から、漫才の実力が凄いと注目される存在でした。まだ中川兄弟のコンビ名だったNSC在学中でありながら「オールザッツ漫才」に異例の出演。

NSCでネタ披露の時には、たくさんの先輩芸人が教室に見学に来るほどでした。子供の頃から漫才を見て育ち、普段の生活から笑いの基礎がすでに出来上がっていたのでしょう。

1995年には上方漫才大賞新人賞、1996年にはABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞を受賞するなど、関西を中心にブレイクしていきます。

2001年の第1回M-1グランプリでは、初代チャンピオンに輝きます。兄が体調を崩した時期もありましたが二人で乗り越え、結成10年目のため最初で最後のチャンスと優勝候補と言われる中でのプレッシャーに打ち勝ち、見事に優勝を果たしました。

その後も上方漫才大賞を2回受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた名漫才師です。最近では、礼二は審査員としてM-1などに出演することも多くあります。

 

地元はお笑い養成所?

中川家は大阪府の守口市で生まれ育ちました。二人は1学年違いの年子になります。子供の頃に同じ学校に当時通っていた先輩にも、偉大なお笑い芸人が二人います。

一人目は兄・剛の1学年上の先輩、松竹芸能で活躍する「ますだおかだ」の増田英彦です。第2回M-1グランプリで優勝した実力派漫才師です。相方は「閉店ガラガラ」のギャグで有名な岡田圭右。

もう一人は、「世界のナベアツ」こと渡辺あつむ。2011年に落語家に転身し「桂三度」に。引っ越してきて増田英彦とは、中学校の同級生となりました。

渡辺の弟と礼二が同級生で、家に遊びに行く友達でした。同時期に同じ中学校に通った先輩後輩で、M-1グランプリを2年連続で制覇したことは、奇跡のような出来事です。

さらに「3の倍数と3が付く数字の時だけアホになります」のネタで一世を風靡した「世界のナベアツ」も。お笑い養成所のような楽しい中学校だったのでしょう。

 

ネタ作りはどっち?

中川家のネタはどっちが作っている?日本一の兄弟お笑いコンビ弟・礼二の方が、前面に出るタイプで芸達者というイメージやリーダーシップもあるので、ネタ作りも礼二が全面的に行っているのではないかと感じる人は多いのではないでしょうか。

中川家の漫才ネタの基本的な部分は、兄の剛が作ることが多く、コントのネタは弟の礼二と分担しています。

舞台など芸をしている時は、弟・礼二がリーダーのように仕切っていますが、普段の生活やネタの打ち合わせなどでは、兄・剛が主導権を持っています。少し意外な感じもしますね。

子供の頃から、一般の人や先生など面白い人を見つけては二人でモノマネするのが好きで、ネタを思いつくのは兄の方が圧倒的に多く、器用でインパクトのあるキャラの弟にやらせていたのです。

電車の車掌や、ラグビーの審判、カメラマン、大阪のおばちゃん、町工場の社長、特徴的なサラリーマンなど、鉄板ネタは数知れません。

 

明石家さんまの観察メモが話題に

兄の剛は、子供の頃から見ている明石家さんまのことが不思議に思い、謎を解明するために観察して行動や言動などをメモするようになりました。

「痛快!明石家電視台」(MBS)や「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!」(関西テレビ)などで紹介され話題に。「寝ない。食べない。歩くの速い」「体は大人。心は中学2年」「人がたくさんいるとテンションがあがる。まるで犬のようだ」などたくさん。解説付きで出版してほしいですね。中川家・剛の洞察力はすごいのです。

 

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