武井壮の身体能力は凄い!芸能界を目指した兄の分もと誓った壮絶な人生

武井壮の身体能力は凄い!芸能界を目指した兄の分もと誓った壮絶な人生

武井壮といえば身体能力が高く、「百獣の王を目指す男」をネタにして有名になりました。約8年前、40歳近い年齢で突如現れた異色なアスリートタレントという印象があります。

実は壮絶な過去があり、今の武井壮があるのです。武井壮について紐解いてみましょう。


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壮絶な少年時代

武井壮(たけいそう)は、1973年5月6日生まれの47歳(A型)、東京都葛飾区出身です。幼くして両親が離婚し父のもとで育ちますが、中学生になる頃には父も別の家庭を築いて出てしまいます。

2歳上の兄と二人だけで助け合う、壮絶な少年時代でした。僅かな養育費だけでは生活できず、アルバイトをするも収入が少なく、電気やガスなどのライフラインを止められることもしばしばありました。

近所のゴミ出しのお手伝いをしてお小遣いをもらうなど、温かい近所の支援にも助けられていたのです。武井壮は勉強もスポーツも優秀でした。

生き抜くために必死に努力したのです。中学と高校は私立に通いますが、6年間常にトップの成績。学年でトップを獲ると学費免除だけでなく、奨学金を毎月もらえる制度があったので必死に勉強しました。

中学時代は野球部、高校時代はボクシング部で鍛え、独自のトレーニング理論も考えます。勉強もスポーツも手を抜かない文武両道の優等生として、将来の生きるすべを掴もうと必死だったのでしょう。

 

陸上競技で日本一

武井壮の身体能力は、周囲も驚くほどでした。友人の陸上選手から才能を見出され、神戸学院大学では陸上部に所属します。最初は短距離専門でしたが、日本一になる方法を考え、大学3年で陸上十種競技に転向しました。

短距離走、持久力、投てき、跳躍力、パワーなどあらゆる運動能力が必要です。武井壮の全ての高い身体能力が活かせる競技だったのです。

めきめき上達し、日本陸連も注目する選手に成長。卒業後は中央学院大学にスカウトされ編入します。競技を始めて2年半、1997年24歳で十種競技日本チャンピオンになったのです。

100m走の10秒54の記録は、18年間十種競技の日本最高記録でした。大学時代は陸上競技だけでなく、高校教員免許も取得する勤勉さも継続しています。

 

兄との別れ

2歳上の兄、武井情は高校へ進学せず、俳優の道を目指します。当時の武井壮は、芸能界で成功することは難しいから勉強しろと反発していました。

兄はカバン持ちなどして長い下積みを経験しますが辛さを見せず、家でも発声練習をするなど俳優で売れるために努力を重ねます。やっと小さな役を貰えるようになった頃、23歳で大病し1年後に亡くなります。

この頃付き人として面倒をみてもらっていた俳優が、なんと坂上忍なのです。坂上忍にとっても人生観が変わる衝撃的な出来事でした。

勉強もスポーツも優秀な弟がいることも、兄から坂上忍は聞いていました。兄と同じ芸能界で活躍し始めた弟の武井壮を知り、涙したそうです。

養育費を弟に使うため、兄は高校に進学せず俳優の道を選んだことを坂上から武井壮は聞き、当時反発したことを悔やみました。

 

芸能界を目指したきっかけ

十種競技チャンピオンになり、実業団からオファーがありましたが、提示された金額に夢が持てず、マイナーな競技と痛感します。30歳まではいろいろなスポーツを経験し、兄が志した芸能界で活躍すると決めたのです。

陸上競技のあとは、並外れた身体能力でゴルフの育成プロジェクトに受かり米国に3年留学するも、タイガーウッズには勝てないと諦めます。その後台湾野球のトレーナーになり野球の練習も行います。帰国後は様々な競技のプロ選手のトレーナーとして生計を立てていました。

 

兄がつないでくれた道

芸能活動の足掛かりにと欽ちゃん球団「茨城ゴールデンゴールズ」に加入したことがきっかけで、恩人であり師匠と慕う極楽とんぼの山本に出会います。

兄が元気だった頃、草野球で一緒になった山本に当時兄が可愛がられていたことが判明します。それから飲食に連れて行ってもらうなどして、人気芸能人が多く集まる店にも行き始め、一流芸人の話術を分析するなど約8年間研究。

売れる確信が持てるまで待ちます。ここで動物の倒し方の百獣の王ネタが磨かれました。個人事務所を立ち上げ、満を持してテレビ局に売り込みに行くと、有名プロデューサーが「面白い十種競技チャンピオンがいるので使ってほしい」と以前から聞いていたのです。

山本が既に売り込んでくれていたと知ります。中居正広がMCの「うもれびと」(フジテレビ)に出演が決まりました。武井壮の投球フォームを中居が覚えていて、草野球で対戦したことが分かり盛り上がって、毎週出演することに。

芸能界デビューは2012年39歳、百獣の王でブレイクします。数か月後には「笑っていいとも!」のレギュラーとなるのです。

ストイックさを失わない魅力

睡眠の質の研究も長年行い、超短時間睡眠でも活動できるノウハウも極め、忙しくても毎日3時間は身体や知識・技術の向上にあてているストイックな努力をおこない続けています。

兄の遺志を継いで、偶然にも兄がつないでくれた芸能界の道を、兄の分も精一杯努力して歩んでいる姿はすばらしいですね。

 

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