古屋先生は杏ちゃんのモノの最新刊は何巻？年の差が魅力の物語
『古屋先生は杏ちゃんのモノ』の最新刊は何巻なのでしょうか。2016年から集英社・りぼんにて連載されている少女漫画。
京都出身の漫画家である、香純裕子先生が作者です。『古屋先生は杏ちゃんのモノ』は京都が舞台となっているラブコメディーで、女子高生と新任教師が主人公となっています。
今回は『古屋先生は杏ちゃんのモノ』の最新刊と魅力について、詳しくご紹介していきましょう。
りぼんとは
毎月3日に発売されている「りぼん」。1955年に創刊された、小学生から高校生の女性向けの漫画雑誌となっています。
「ちゃお」「なかよし」なども同じくらいの年代の読者に愛されていますが、それぞれ作風が異なるのが特徴。
りぼんについては、他の雑誌と違って恋愛漫画だけに偏らず、ギャグやホラーまで楽しめる雑誌だといえるでしょう。
連載されていたのはかなり前だったにもかかわらず、現代人からも知られている「ちびまる子ちゃん」「ときめきトゥナイト」「姫ちゃんのリボン」などもりぼんの作品なのです。
以前だけでなく最近も、小学校高学年くらいの読者が最も多いといわれているりぼん。人気ブランドのアイテムなども付録になっており、読者からは好評です。
古屋先生は杏ちゃんのモノのあらすじ
カフェでアルバイトをしている京都の女子高生・宇佐美杏（うさみあん）は、ある日バイト先でプロポーズの現場を目にします。
男性客と女性客が向かい合って座っており、男性が指輪ケースを開けて「受け取ってください」と伝えるのですが、女性から返ってきた言葉は「何言ってんの？」。
その場で振られてしまった男性は、相手の女性と四年間付き合っていたと勘違いしており、女性には既に彼氏がいたのです。
人前で恥をかかされてしまったうえに、好きだった女性にも傷つけられて、男性はその場で泣いてしまいます。この様子を見た杏は、心の中で「情けない」と思いながら、次の日学校に行きました。
すると担任の先生が産休に入っており、新学期から担任が変わることに。そこで現れた古屋遼平（ふるやりょうへい）先生は、なんと昨日カフェで振られていた男性だったのです。
彼が振られたばかりだということを、この教室で知っているのは杏だけ。古屋先生の気弱なところを既に見てしまっている杏ですが、この後とても優しいところやカッコいい姿を見て、関係性が変化していき…。
このコミックの魅力！
魅力満載の『古屋先生は杏ちゃんのモノ』。その魅力の中から、いくつかのものを厳選してお伝えしていきましょう。
伝統ある京都が舞台
実際に存在する西京極や鴨川など、地域のことがよくわかる言葉が出てきます。東京から来た転校生・我妻いのり（あづまいのり）なども作中に登場しますが、ほとんどのキャラクターは京都弁を喋っています。
京都からは離れた場所に住んでいる読者であっても、いつか行ってみたいと興味を持つケースは多いのではないでしょうか。
どちらを選ぶか迷いそうな三角関係
『古屋先生は杏ちゃんのモノ』には国語教師の古屋遼平と、杏の友人の君嶋悠人（きみしまゆうと）が登場します。二人共それぞれ違う魅力を持っていて「自分が主人公だったら、誰を選ぶか迷ってしまいそう」と感じる読者は多いと考えられるでしょう。
奥手で誠実なところが素敵な大人の男性・古屋先生と、クールなのにさりげない優しさを見せる一途な男子・キミシマン。
もしも自分が主人公の立場になったら、君嶋くんのほうにも傾いてしまいそうですが、古屋先生に一途な杏がとても魅力的ですね。
天真爛漫な主人公
第一話では、少しクールなところもあった主人公・宇佐美杏。しかし担任の古屋先生に惹かれていくにつれて、杏自身も優しい人物になっていきます。
古屋先生が奥手な分、彼女のほうから積極的になっているとも考えられます。二人は九歳差なのですが、恋愛面では杏のほうが古屋先生をリードしているようにも見えるでしょう。
しかしいざという時は、頼りになる大人の一面を見せて、杏を守ろうとしてくれる古屋先生。そんな彼をとても好きな杏は、友人の君嶋くんからも「犬みたい」と言われるように、無邪気でまっすぐなところが特徴です。
最新刊について
『古屋先生は杏ちゃんのモノ』の最新刊である11巻では、杏が高校を卒業して東京の大学に入学し、恋人である古屋先生と離れて生活している様子も見ることができます。
そんな中、同様に東京の大学に入った秀才の二人・君嶋悠人と我妻いのりが、杏にとって近い存在になっていくのです。
東京に来てからは、古屋先生とは電話でやりとりする機会も増え、あることがきっかけで古屋先生を振った女性・由妃（ゆき）さんが現れるなど、驚くような展開も。
この漫画については「杏のような素直な子は、現実ではなかなか出会えない」という声も上がっているため『古屋先生は杏ちゃんのモノ』を読むことにより、それぞれの登場人物の魅力も感じられるでしょう。
コミックの情報
タイトル：古屋先生は杏ちゃんのモノ
連載雑誌：りぼん（集英社）※2020年7月号にて完結
既刊：11巻
公式HP：http://ribon.shueisha.co.jp/rensai/anchanno/
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