ロバートのネタは秋山ワールド!馬場と山本も個性的な活躍

ロバートのネタは秋山ワールド!馬場と山本も個性的な活躍

ロバートのネタは、秋山ワールドと言っても良いでしょう。ベテランの域に入りつつある、人気お笑いトリオのロバート。変幻自在に秋山が扮するキャラクターが作り出す世界観は、ロバートそのものであり、結成20年以上の今でも面白さは健在です。

秋山・馬場・山本それぞれの個性で活躍し続けるロバートについて紐解いてみましょう。

 

ロバートの結成

ロバートの三人は、吉本興業の養成所であるNSC東京校4期生で1998年に結成しました。秋山は高校を卒業後、父に都会に出るよう促され、北九州から上京。

当初芸人を目指す思いはなく、アルバイトの日々でした。たまたま見た雑誌のNSC東京校の生徒募集に興味を持ち、幼なじみで高校まで共に遊んだフリーターの馬場を東京に呼びます。

一緒にダクト清掃のアルバイトで入学費を稼ぎ、お笑いに全く興味がない馬場を強引に誘いNSC入りしたのです。同期の板倉(現インパルス)がツッコミで、トリオ「ゼナイル」を結成していましたが、ボケ担当を希望する板倉が脱退。

山本は友人に誘われNSCに入るも友人は2カ月で辞め、その後なかなかコンビがしっくりいかない時期に、板倉が抜けたことを聞くと、秋山・馬場に急接近。卒業公演が近くなり、メンバーを揃えたい思いが一致し、1998年12月にロバートが誕生しました。

実は板倉は「ゼナイル」を抜けた後、山本とコンビを組みたい思いがあったのだとか。同期では、森三中・インパルス・椿鬼奴などが活躍しています。

 

秋山竜次、1978年8月15日生まれの41歳(B型)。福岡県北九州市出身。ボケ担当。

馬場裕之、1979年3月22日生まれの41歳(A型)。福岡県北九州市出身。ボケ担当。

山本博、1978年9月5日生まれの41歳(A型)。群馬県邑楽町出身。ツッコミ担当。

吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=50

 

ブレイクのきっかけ

1999年から活動を始めたロバートは、1年後にはテレビに出演しチャンスをつかみます。2000年に深夜バラエティ番組「新しい波8」(フジテレビ)に出演。

翌年この番組の流れをくむ新番組「はねるのトびら」にレギュラーで抜擢され、瞬く間にブレイクしました。秋山の変幻自在なキャラクターは、子供の頃から客観的に人を観察していたことで培われました。

役になり切り、独特な世界観を作り上げる秋山の類まれなる才能には、著名な役者などからも絶賛されるほどです。パセリ的な彩りで秋山を引き立てる馬場と、ごく普通の人の役割で秋山を引き立てる山本。

秋山の特異なキャラを引き立てる二人も、ロバートに欠かせません。2011年には第4回キングオブコントで圧倒的な得点を獲得し、念願のコント王者に輝きました。

 

ロバート秋山のファミリーヒストリーが奇跡的

NHKの「ファミリーヒストリー」で、2018年10月に放送されたロバート秋山のルーツが解き明かされ、奇跡的な縁と話題になりました。

秋山自身も全く知らなかった事実がNHKの取材で明らかになり、本人も驚きの表情でした。病気で断念するまで俳優での成功を志していた秋山の父は、大部屋役者として梅宮辰夫さんの映画にも出演していました。

梅宮さんと言えば秋山の代表的持ちネタの「体ものまね」で、どんどんやってくれと公認の間柄です。実は父と梅宮さんの縁があったことを始めて知りました。

父と梅宮さんの思いも、秋山の梅宮辰夫芸には息づいているのです。満州からの帰国判断など、奇跡的に生還した先祖。さらに母方の先祖のルーツと秋山の芸能活動にも奇跡の縁が判明しました。

「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」は、秋山が架空の人物になりきる企画で、現在64作がアップされとても人気です。

その中の清純派女優「藤原采」に扮した撮影が、上天草市の湯島という人口約300人の小島で撮影されました。また上天草市へ移住して活躍する夫婦「ラルフ・ボーデン&万紀子ボーデン」に扮する作品は、移住促進を図る自治体と初のコラボでした。

たまたま企画の撮影で訪れた場所が、母方の先祖が暮らした湯島や通学した小学校など、ゆかりの地だったのです。奇跡的とも言える人生の縁は、不思議とつながっていました。

ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル:https://creatorsfile.com/

プロボクサーになったロバート山本

クイズプレゼンバラエティー「Qさま!!」(テレビ朝日)でプロボクサーになる企画に挑戦した山本。芸人としての仕事の合間に黙々と練習をする真剣さには、山本の真面目でひたむきな人間性が表れていました。

本気で努力して、プロボクサーのライセンスを取得する姿に感動した人も多いでしょう。ライセンスの年齢制限もあり、最初で最後のプロボクシングの試合。

2014年11月26日に、憧れの後楽園ホールのリングに立ちました。高橋陸選手(2017年東日本スーパーフェザー級新人王)との激闘の末、4回TKO勝ち。

リングネーム「ロバート山本」がアナウンスされ、拳が上がった姿はかっこよく、感動を覚えました。その後ボクシングのトレーナーライセンスも取得しています。いつの日か選手の育成にも期待したいですね。

 

ロバート馬場の料理はプロ級

馬場は「プレバト!!」(MBS)などの番組で料理の腕がプロ級との評価が高く、料理研究家といったキャラクターでブレイクしています。

料理に関する番組やイベントに出演、レシピ本の出版などで引っ張りだこ。小学生から興味があった料理が趣味を越えて、新たな一面を見せてくれています。

やさしい雰囲気も料理にマッチしていますね。YouTubeチャンネル「馬場ごはん〈ロバート〉」を4月に開設。初心者にも簡単に作れる、美味しい料理レシピを紹介しています。

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