YOASOBIの「たぶん」の歌詞の意味と内容について
YOASOBIの「たぶん」の歌詞の意味を知ると、YOASOBIの新しい魅力を感じるかもしれません。
7/20日に配信リリースされました。今回はこの曲の歌詞の意味、そして曲の内容や魅力についてもお伝えしていきましょう。
小説について
この曲は、YOASOBIの楽曲の原作となる小説を募る「夜遊びコンテストvol.1」で大賞に輝いた小説、しなの著の同名作品を元に作られています。
二人の別れの朝について描かれていて、YOASOBIにとっては初めてのミドルテンポチューンです。
夜遊びコンテストvol.2
今後の新曲の原作小説を募集する「夜遊びコンテストvol.2」がスタートします。「東京、二人の波形」というお題に対して、1万文字以内で、自由に小説を投稿すれば参加をすることが可能になります。
我こそは!と思う人は、この機会に今までに温めていた小説や新しくイメージした小説をこの機会に投稿してみるとよいですね。
書籍の刊行について
YOASOBI楽曲の原作小説、そして関連作品をまとめた書籍「夜に駆ける YOASOBI小説集」が9月18日に刊行されるというのですから、とても楽しみですね。
「夜に駆ける」の原作である星野舞夜「タナトスの誘惑」、「夜に溶ける」、いしき蒼太「夢の雫と星の花」、しなの「たぶん」、水上下波「世界の終わりと、さよならのうた」が収録されています。
一部の店舗では「夜に駆ける」「あの夢をなぞって」「たぶん」それぞれのMVのクリエイターが、今回のためのカバーイラスト3種類を限定版として用意してくれます。
これからどんどんYOASOBIの世界が、様々な形で私たちに届けられると思うと嬉しい気持になる人はとても多いのではいでしょうか。
しかも「あの夢をなぞって」の原作のいしき蒼太が「夢の雫と星の花」を、7月25日からLINEマンガにて先行配信するのです。どのような仕上がりなのだろうと、とてもワクワクしますよね。
歌詞の意味について
涙を流すこともなく、過ごした日々のあとも残らず、さよならの時がやってきたのです。一人で迎えた朝には、鳴り響く人の存在が音としてあるのです。
二人で過ごしてきた部屋で、目を閉じながら主人公は考えているのです。悪いのは誰なんだろう、これについてはよく分からない思いがあるのでしょう。
誰のせいでもないかもしれない、こう思う気持ちもあるのです。何回もきっとそして何年も、さよならと共に終わるしかない、こういう運命の二人なのかもしれないと思っているのでしょう。
これを仕方がないことだと、既に分かっている自分もいるのです。おかえりと思わず言ってしまったけれど、しっくりこず違うのかもしれないと感じるのでしょう。
一人で迎えた朝、でも想ってしまう大切な存在。二人で過ごした日々については、当たり前だと思っていたので、まだ消し去ることができないのです。
一緒にいる時は当たり前だと思っていたけれど、実はそうではなかったと後から分かるこことは確かにありますよね。
一緒にいると存在の大切さが、見えなくなってしまう場合があるのです。失ってみてやっと、あの日々は当たり前ではなかったと気が付くのでしょう。
悪いのは相手だと思いたい、でも本当にそうなのでしょうか。もしかしたら悪いのは自分だと、主人公の男性は思うのです。きっとそうなんだと。
これはただのよくある恋愛なんだと、さよならが答えとしてあるだけだと自分で思い込みたいのでしょう。
温度差は仕方がないこと?
段々とお互いに温度差ができて、考え方も変わってしまったのです。これについても珍しいことではなくて、よくある恋愛ストーリだと思いたいのでしょう。
一緒にいた日々は、とてもキラキラしたものでした。でもこれについてもいつしか、ホコリが積もるように色あせてしまうのです。
これから先に何回も、何年もさよならに続いていく道を歩くしかないのです。これについてはそう思うようにして、今を何とか乗り越えようとしているのでしょう。
おかえりという思い、これがいつものようにこぼれてしまったのです。分かり合える方が少ない、分かり合えないことはたくさんある。
全てをお互いに許し合うのも、きっと無理なんだと思いたいのです。優しさを感じる日々、これを辛いと思ってしまったとしたら、もうあの頃の二人には戻れないのでしょう。
何回でも何年も、出会えた頃に戻れたのなら…と思う自分もいるのです。おかえりと、相手に届かないままこぼれた言葉。
これに対して、少し切なげに笑う主人公の姿がイメージできます。少し寒い朝を感じるのは、心も寒さを感じているからなのでしょう。
もしかしたら、二人で過ごすことができれば寒い朝も温かいものになるのかもしれません。
でもこの寒さもこれからは、受け入れていかなければいけないのです。
まとめ
YOASOBIの「たぶん」の歌詞の意味は、日常によくある別れの風景なのかもしれません。でもこれは、どこにでもあるようでそうではないもの。
二人にとっては簡単に忘れられず、心から消えていかない場合もあるのです。だからこそ曖昧なままでいたい思いや、割り切れない分からないと感じる気持ちもあるのでしょう。
この曖昧さは狡さではなく、自分を守るためのものなのかもしれません。
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