夏に種まきする野菜はどれ?初心者でも失敗しにくいオススメの種類
夏は種まきするには日差しが強すぎて、ガーデニングで失敗しやすい落とし穴があります。しかし夏だからこそ、屋外で汗をかきながら土いじりしたいと思う人もいるでしょう。
種まきは春にするもので、夏は野菜の収穫時期という印象がありますが、夏に種まきできるタイプもあります。そこで今回は、ガーデニングの初心者でも失敗しにくい夏に種まきできる野菜について、詳しくご紹介していきましょう。
ルッコラ
サラダに入れたり、炒め物にしたりすることができるルッコラは、夏に種まきができる野菜のひとつです。アブラナ科の野菜で、独特なゴマのような香りと刺激のあるピリッとした風味が特徴。
ルッコラはビタミンC・E、カロチン、カルシウムなど豊富な栄養価で人気があります。種まきは春植えと秋植えがあり、耐暑性があるので秋植えは8月中旬から12月までの間可能です。暖地では秋植えは、9月中旬以降がよいでしょう。
夏に種をまくと、収穫は早ければ10月から可能です。プランターで栽培する場合は、外葉をかきとりながら長く収穫するのがコツ。
ルッコラの種はとても小さいので、種まきの前に水に一晩浸しておくとよいですね。少しだけ使いたい時など、便利に使える家庭菜園に最適な野菜です。
大根
野菜は夏に収穫する印象があるので、種まきする季節なのか疑問を抱く人もいるでしょう。確かに秋や春に種まきをする品種が多いので、夏の種まきに適した野菜は少ないのですが、大根はその中のひとつ。
寒冷地では8月に種まき、暖地では8月中旬から10月まで種まきに適しています。大根は栄養的に優れたバランスで、調理方法もたくさんあるので家庭菜園で人気がある野菜です。
ただし大根は色々な種類がありますので、暑さに強い夏どり用、もしくは秋から冬にかけて収穫できるタイプなど、栽培する季節に合わせて品種を選んでくださいね。
基本的に大根は、冷涼な気候を好みます。秋大根は種まき後、2~3か月で収穫期を迎えます。
キャベツ
キャベツは難易度としては高い野菜ですが、夏に種まきする野菜のひとつです。発芽地温は15~30度、生育適温は15~20度。種まきは春まきと5月~6月の夏まき、そして9月~10月の秋まきができます。
ビタミン類が豊富なキャベツは胃腸にもよい可能性があり、夏まきしたキャベツは収穫する球が引き締まり、甘みが多い冬キャベツとして人気があります。
年間を通してキャベツを栽培するのは可能ですが、育苗を注意すれば夏まきが最もキャベツを栽培しやすい季節といわれています。
基本的にキャベツは暑さに弱く、冷涼な気候を好む野菜。水はけがよく、保水できる土で栽培すると成功しやすいでしょう。
ラディッシュ
ラディッシュの魅力は、種まきをしてから収穫まで20日前後で、二十日大根とも呼ばれる簡単な栽培が魅力です。ラディッシュは真冬と真夏を除いて、一年中育てられる万能な野菜。中間地なら、種まきは夏を含め3月~10月まで可能です。
生育温度は18~30度なので、栽培時期が夏にあたらないよう、春以降、もしくは8月以降に種まきするとよいかもしれません。ラディッシュは収穫が遅れると、根が割れることもあります。
また連作を嫌うため、地植えした場合は1~2年は間隔をあけてください。気温が高い時期のラディッシュは縦長、気温が低い時期は球形になるので、季節を変えて育てるのも楽しいですね。
カリフラワー
カリフラワーは、夏に種まきできる野菜であることを知らない人も多いでしょう。正確には種まきは、冬以外ならいつでも可能。一般地ならミニタイプのカリフラワーは、7月中旬から8月中旬が種まきシーズンです。
収穫は10月以降で、生育条件は日当たりのよい場所、土壌は中酸性~中性を好みます。種まきをした後はたっぷりと水やりをして、夏の場合は日差しを弱めるために、よしずや布で上部を覆うとよいでしょう。夏以外の種まきは、加温や保温をして育苗してくださいね。
小松菜
夏に種まきして、収穫までたったの1か月。ビタミンや鉄分など栄養価が高い葉野菜で、炒め物やおひたしなどにすると美味しいと人気があります。
小松菜の生育適温は20度前後ですが、耐暑性もあるので年間通して栽培しやすい野菜のひとつ。マンションのベランダなど、プランター栽培にも適していますので、春から秋まで長く栽培を楽しみたい人にオススメです。
初めての人は害虫を避けるためにも、秋の種まきがオススメ。夏や春はアブラムシがつきやすいので、栽培中は防虫ネットでカバーしておきましょう。
種をまいて3~4日程度で発芽しますので、双葉が開いたら最初の間引きをしてくださいね。間引き後は土の表面が乾かないように、こまめに水やりをしましょう。
まとめ
7月~8月の真夏でも、種まきできる野菜は色々とあります。ガーデニングは育てる楽しみが何よりも魅力。野菜なら食べる楽しみがあるので、さらにモチベーションも高まるでしょう。
夏の予定がまだ決まっていない人は、ガーデニングで夏から始める野菜栽培を計画してみませんか。
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