「とんがり帽子のアトリエ」のコミックが人気!アニメ化の予定は?
『とんがり帽子のアトリエ』のコミックは現在とても人気があります。このコミックは、少女が主人公という王道的なファンタジー作品で、とにかく作画が綺麗なのが特徴。
今回はそんな『とんがり帽子のアトリエ』のコミックの魅力や登場人物、そして作者のデビュー作のあらすじについてご紹介していきますね。
作者はどんな人?
『とんがり帽子のアトリエ』の作者は、白浜鴎という漫画家です。東京芸術大学のデザイン科を卒業しており、2013年に漫画家デビューを果たしました。
「エニデヴィ」が最初の作品で、デビュー作から驚きのクオリティと話題に。天使と悪魔のダブルヒロインというスタイルで、それぞれの性格が見かけによらないのも見どころなのです。
パーマのかかった短い髪をしているのが天使で、彼女はとても天然な性格が魅力。天使らしく言葉遣いも綺麗で、物語に癒し要素をプラスしてくれています。
そして長い髪を結んでおり、前髪がぱっつんなのが悪魔。話し方は男性的ですが実は真面目な部分があり、天使の突拍子もない発言を制することもできるほど、常に現実的な思考を巡らせているのが特徴です。
ボケとツッコミのようなやりとりも作中では見られますが、基本的にはツッコミ不在のほんわかとした空間が出来上がっています。
こちらも『とんがり帽子のアトリエ』同様、ファンタジーのジャンルに分類されるコミック。作画がとても美しいのも、二つの作品の共通点なのです。
作品のあらすじ
小さな村に住んでいるココは、魔法使いに憧れを抱いている少女です。しかし生まれつき魔法が使える人でなければ、魔法使いになれないという言い伝えがある世の中。
「自分は魔法使いにはなれない」と諦めていたのですが、ある日キーフリーという青年らしき容貌の魔法使いと出会います。ココが布の採寸をしている様子を、キーフリーはじっくりと見つめていました。
そして手際のよさや集中力の高さを褒め、「これこそ魔法だ」と言ってくれるのです。ココは高揚しつつも否定しますが、彼と会話を重ねるにつれて魔法使いへの強い気持ちが芽生え、ついにキーフリーのところへ弟子入りすることになります。
キーフリーは既に複数の弟子を持っており、彼女たちと共に魔法を習って、巨鱗竜(ドラゴン)などの魔物を倒していくストーリーとなっています。
キャラクターについて
「ふつうの人」であるココが魔法使いの弟子となったのは、間違って母親と家を石に変えてしまったためでした。諦めかけていた夢を再び叶えたいと願うきっかけも、物語全体と同じでとても壮大ですよね。
アガット、テティア、リチェリットの三人が、アトリエに住んでいるキーフリーの弟子たちで、現在ココと同じ立場にあるキャラクターです。
その中でもテティアは、アトリエを訪れたココに対して初めて話しかけてくれた子。少し夢見がちな発言をするタイプで、「ありがとう」と言われることに幸せを感じる無邪気な性格なのです。
アガットはふわっとした黒髪がトレードマークで、プライドの高い人柄をしています。魔法陣に関する知識は他の弟子よりも高いといわれる、才能豊かな少女。
またリチェリットは興味のないものには一切干渉しない、独自のこだわりがあるタイプです。「リチェ」と呼ばれることが多く、その自由な性格から相性のよい相手は限られていますが、ココとは次第に絆を深めていきます。
アニメ化の予定はあるの?
『とんがり帽子のアトリエ』は既刊7巻で、2018年秋時点で累計100万部突破しているほどの人気から「そろそろアニメ化するのではないか」という話も出ています。
しかし現時点ではまだアニメ化が実現するというニュースはなく、原作コミックの制作が進んでいる段階です。
いずれアニメ化することで、よりこの作品の魅力を感じられるようになるとよいですね。
このコミックの魅力
ひとコマひとコマ見入ってしまうほど、繊細に描かれている『とんがり帽子のアトリエ』。風景・建築物などの影のつけ方及び白黒の対比が絶妙で、そこに存在するもの全てに立体感があるといってもよいかもしれません。
作品を読み進めているだけで重みが感じられ、キーフリーの弟子である登場人物たちが全員一生懸命なのも『とんがり帽子のアトリエ』の魅力でしょう。
また主人公の抱く夢についても、これから叶っていってほしいと応援したくなる魅力があるのです。ファンタジーのコミックということもあり、少しリアリティに欠ける作品も世の中にはありますが『とんがり帽子のアトリエ』は、ジャンルを超えた現実味があるといえます。
キャラクターたちは時に迷いを感じたり、魔法使い特有の悩みを抱えたりすることもあり、思わず感情移入してしまうでしょう。そして作中に出てくる魔法陣も、とても芸術的なので見どころです。
まとめ
公式ページでは『とんがり帽子のアトリエ』を試読することもできます。購入するか検討中の人は、コミックの面白さや主人公の可愛らしさを一度チェックしてみて、続きを読むかどうか考えるのもお勧めです。
公式HP:https://morning.kodansha.co.jp/c/tongariboushi/
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