咲坂伊緒の次作はいつ発表される？これまでの作品を振り返ろう

咲坂伊緒の次作はどのような内容になるのか、コミックが好きな人はとてもワクワクしているはずです。咲坂伊緒といえば、集英社・マーガレットの作品を描いている少女漫画家。

読者なら作品名を聞くだけで内容を思い出せるような、インパクトの強いコミックを作り上げています。今回はそんな咲坂伊緒の次作に関することと、これまでの作品の紹介をしていきましょう。

咲坂伊緒の漫画家デビュー

集英社の「マーガレット」という少女漫画誌には、隔月で発売されている特別号なども多く存在します。

咲坂伊緒のデビュー作「サクラ、チル」が掲載されたのも「デラックスマーガレット」という雑誌で、1999年に初めて載りました。

「デラックスマーガレット」通称デラマは、当時奇数月に刊行されていたのです。発売は1967年から2010年までで、とても長い期間でした。

1999年のデビューの頃、既に読者から注目されていた咲坂伊緒の作品。2007年には映画化もした「ストロボ・エッジ」が登場し、2010年には全10巻で完結しました。

中高生にとっての憧れの学校生活を全て表現したような、夢でいっぱいのコミックが「ストロボ・エッジ」なのです。

とてもモテるけれど、彼女がいるために断っている男子・一ノ瀬蓮（いちのせれん）と、振られても蓮のことをずっと想い続けている木下仁菜子（きのしたになこ）が主要人物。

蓮の中学生時代からの彼女・是永麻由香（これながまゆか）と、仁菜子は三角関係のような状況になったこともありました。

しかしモデルとしての仕事を優先している自分に気づいた麻由香は、あるとき蓮に別れを告げます。のちに仁菜子と蓮は両想いになるという、多くの読者が憧れた恋愛模様でした。

他にも代表作が！

「ストロボ・エッジ」が話題を呼んでから、数々の名作が誕生していきました。「ストロボ・エッジ」が完結した2010年の翌年、2011年に発表された「アオハライド」は、アニメや映画にもなったとても有名なコミックです。

実際に「アオハライド」という言葉はないのですが、青春を意味する「アオハル」と「ライド（乗る）」を合わせて、青春に乗っていく咲坂伊緒による造語なのです。

もともと男子のことが苦手だった吉岡双葉（よしおかふたば）は、田中（たなか）くんという男子にだけ親近感を覚え、中学生時代は仲良くしていました。

次第に彼に恋心を抱くようになった双葉は、夏休みになってからどちらともなく「夏祭りに行こう」と伝えるのですが、田中くんが転校してしまったために約束は叶わなかったのです。

その後、辛いことの多い中学生時代を過ごした双葉。初恋の思い出を胸にしまったまま高校に入学すると、なんと田中くんに再会します。

さらに中学生時代、とてもシャイで優しかった彼は、再会した頃には意地悪な性格になっていました。家庭環境も少し複雑なもので、両親が離婚したために「田中」から「馬渕」になったのです。

「田中くん」だった頃とは違い、クールなタイプになってしまった彼。それでも時々優しさを見せてくれる馬渕くんに、双葉は以前と同じ魅力を感じるのです。

現時点での最新作

既に完結している咲坂伊緒の最新作に「思い、思われ、ふり、ふられ」というものがあります。それぞれ全く性格の違う四人の男女が、交差する想いを抱きながら高校生活を送る物語。

市原由奈（いちはらゆな）という人物がこの漫画の主人公で、ロマンチックな恋愛に憧れを抱いている少女です。

とても控えめなのですが、正反対の性格をした山本朱里（やまもとあかり）との間に友情が芽生え始めます。朱里から見て義弟にあたるのが山本理央（やまもとりお）で、彼はとてもモテるゆえに自身も面食いなのです。

親同士が結婚したために二人は姉弟になったのですが、理央はずっと朱里に好意を抱いていて、告白できないまま家族という関係になってしまいました。

そして消極的なはずの由奈が、唯一心を開いて話ができる男子・乾和臣（いぬいかずおみ）は、恋愛に興味がないのが特徴。

他の男子と違って、がつがつとしたところがないため、安心して一緒にいられると考えられます。四人のキャラクターはそれぞれ好意を持つ異性がいるものの、どうしても揺らいでしまうことも。誰が誰と両想いになるのかが「思い、思われ、ふり、ふられ」の見どころとなっています。

咲坂伊緒の次作に期待しよう！

集英社・マーガレットは、純粋でキラキラとした恋愛の物語が魅力的な雑誌です。咲坂伊緒はその中でもメインといえる漫画家で、マーガレットの作風を左右しているところもあるでしょう。

実写映画化もした「ストロボ・エッジ」から始まり、人気女優・本田翼がヒロインを演じた「アオハライド」、斬新奇抜な最新作「思い、思われ、ふり、ふられ」もかなり話題になった作品です。

たくさんのコミックを映画化まで導いてきた咲坂伊緒。「思い、思われ、ふり、ふられ」についても、今年実写映画となって登場する予定です。公開されるまで楽しみにしていたいですね。

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