ペットボトル栽培にチャレンジ！身近でビギナーにもできる簡単菜園
ペットボトルでの栽培は室内で簡単に始められ、コストもかからないのでビギナーに人気があります。ガーデニングブームは女性だけでなく男性にも広がり、一人暮らしの人が大切に植物を育てて癒されることもあるようですね。
そこで今回は、家に余っているペットボトルで栽培する簡単菜園について、やり方をご紹介していきましょう。
ペットボトル栽培の道具
ペットボトル栽培は、身近に家庭菜園を体験できる方法として人気が高まっています。失敗しやすい落とし穴もありますので、まずは最初に揃えておくべき道具について見ていきましょう。
まずは種。間引きするため、少し多めにお好みの種を準備してください。ペットボトルは基本的に500mlサイズでもよいですが、植物の成長具合を考えて調整しましょう。
ペットボトル栽培は「水耕栽培」と呼ばれる方法で行いますので、液体肥料があると成長が早く楽しめます。ネット通販やホームセンターなどでカリウムやリン、窒素などが配合されているバランスのよい水耕栽培用の液体肥料を購入しておきましょう。
そして植物を支えるためのパーム用土などの土、根元に水分を送るためのフェルト、家庭用のスポンジがあると便利です。
ペットボトル栽培の最初のステップ
まずはペットボトルをカットして、栽培容器を作成します。必ず容器は中身を綺麗に洗い、乾燥させておくこと。1.5リットル容器なら、飲み口から胴体の間にある節の部分をカットして、上部を逆さに胴体部分に差し込む形です。
この作業は、5分もあれば簡単にできるでしょう。ペットボトル栽培で植物が育つ仕組みは、発芽した苗が上から根っこを伸ばし、胴体部分の水を吸い上げるという流れ。
水の管理や栽培場所などが成功の秘訣で、さらに育てやすい種類を選ぶのもコツです。ペットボトル栽培できるのはハーブをはじめラディッシュ、ミニトマト、シソ、レタス、ネギ、ミズナなどがあります。
室内で栽培できる場合もあるので、天候や季節に左右されないことがビギナーにも嬉しいですね。根菜はこの方法には向かないのでご注意ください。
またペットボトルの水耕栽培は、本来土の中に隠れている部分も観賞できるので、根っこの育ち方など毎日の変化がわかりワクワクするはずです。
スポンジで苗床を作る
ペットボトルの容器を用意したら、次は苗床の準備です。家庭用のスポンジを小さくカットして軽く切り込みを入れたら、種を置いてトレイに並べてください。
スポンジの1/4～1/3くらいまで水をつけておきます。数はひとつのスポンジに対して1～3粒程度。発育したら元気なものだけを残して間引きします。
根が充分につくまで、まずはスポンジで栽培。水は毎日取り換えて、それぞれの種類に合わせた発芽環境で管理してください。スポンジの下から根が張り出すくらい成長したら、次はスポンジごとペットボトル容器に入れましょう。
容器には培養液を半分～3/4程度まで入れておきます。ハイドロボールなどを使う場合は、口部分に先に敷いてから次に苗を入れてくださいね。
ペットボトル栽培のコツ
ペットボトル栽培は、発芽した種を観賞しながら育つのを待つだけ。とても簡単なステップですが、うっかり根腐れを起こすこともあるので、いくつか注意したい点があります。
まず失敗の原因で多い根腐れは、水が汚れて菌が繁殖するために起こるので、3日～1週間に一度は必ず水を替えましょう。また根っこの部分を腐らせないためには酸素を与えることが必要なので、酸素を増やすためにも綺麗な水が欠かせません。
育てる時は日光浴が大切。窓際など日当たりがよい場所を選び、たまには屋外に出して日光浴させることもオススメです。ペットボトルは透明で光を通しやすいため、逆に根に太陽が当たりすぎて疲れて腐ることも考えられます。日当たりがよすぎる場所なら、容器をアルミホイルで包み、光をブロックすることも必要です。
球根にもチャレンジしてみよう
ペットボトル栽培は種を発芽させる水耕栽培だけでなく、クロッカスなどの球根も栽培が可能です。その場合は1.5リットルサイズのペットボトルを、同じ要領で準備して使います。
クロッカスは秋が植えつけの時期なので、室内で何か栽培したくなった時にピッタリ。寒さが発育に必要なので、上手く育たない時は寒いところで管理するとよいでしょう。
また栄養剤など、ハーブとは違いお手入れにコストがかかるかもしれませんが、開花するまで容器の中で発育具合がわかるため、毎日楽しみになるはずです。
他にもペットボトル栽培は、観葉植物やアロエなどもできますので、まずは失敗しても大丈夫なように小さなものから始めてみましょう。
まとめ
ペットボトル栽培のように、ガーデニングでもペットボトルを便利に活用してくださいね。ビギナーには通販でペットボトルのキットも販売されていますので、手軽に始めたい人にオススメです。
無機質な暮らしの中にあると、心が癒される植物の命。ガーデニングの専門的な知識がなくても、ペットボトル栽培は手軽にスタートできますので、気になる野菜や育てたいものがあったら、早速ペットボトルを捨てずにとっておきましょう。
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